サザエはサザエ、ちょっとシュールで奥深い。

朝晩は寒いけど、日中は風が吹かなければすごしやすい陽気になってきました。

本来だったらちょっと早いけど、海へBBQに出かける人が増えて来ても良いのですが・・・・・。

昨今の新型コロナウイルス騒動で、外出を控えるんでしょうね。

残念、せっかく鮮度の良いサザエが入荷しているのに・・・・・、今日はサザエを紹介したいと思います。

特種相対品課石川社員のセリ場では、サザエは定番の食材。

1年を通して切れずに入荷があります。

今の時期のサザエはどう?と石川社員に聞いてみると、難しい顔をしています。

そして暫らくしてもらった答えは、「サザエはサザエかな」だそうです。

以下でなければ以上でもない、シュールで奥が深~い答えです。

確かにサザエが滅茶苦茶美味いと聞いたことないし、感じたこともあまりないかな。

サザエの可食部である貝柱が厚いのか薄いのか、硬いのか柔らかいのか、色目がどうなのか。

どうやら出荷地=育つ環境によって、それぞれの特徴が個体に出て来るそうです。

あとサザエの貝殻を見れば、獲りたて鮮度の良い個体を見分けることが出来るんです。

どうですこのサザエ、三崎、横須賀で獲れた神奈川県産なんですが紫色や赤色してキレイじゃないですか?

まるでライブロック(海水水槽を動かす際に必須のアイテム)みたいです。

石灰藻がサザエの貝殻に付着しているからこのような色を放ち、生物にとって最高の環境で育っている証拠です。

夏が産卵期に当たるサザエ、産卵に向けて栄養を貯め込んで行く春から初夏の時期が一番美味しいと言われています。

マジマジとサザエを見ていたら、食べたくなっちゃいました。