唐突ですが、『№10』と言う今年初登場の特別な奴が当地横浜市場にお目見えです。
何のこと言ってるの?って感じですよね、今年の漁も最終コーナーに入ったサンマのことです。
まずはその姿からご覧下さい。
どうですか、頭の後ろ盛り上がっているの分かりますか?
10とはサンマの入数で、1箱2㌔入りの発泡箱に10尾入っています。
さすが魚目利きのプロである仲卸は、口々に「やっと本物がやって来た」と安堵した様子。
しかし次の瞬間仲卸の表情が曇り、束の間の安堵した様子から感嘆の声が・・・・・。
そうです、サンマ№10の値段です。
ここから簡単な算数の計算です。
箱の中に2㌔のサンマが入った1箱あります。
1箱の中には10尾のサンマが入っています。
1㌔あたりの値段が3,000円するとしたら、1尾の値段はいくら?
answer:2㌔×3,000円÷10=600円
ここからは想像の世界なりますが、1尾600円のサンマは小売店(スーパーや百貨店など)ではどのくらいの値段で販売されるんでしょうか?
仲卸が小声で話しているのを聞いたら、おそらく1,000円以上になるそうです。
1尾1,000円のサンマ、食べたいと思いませんか?!
追伸
今日のサイズのサンマは、本当に限られた市場にしか出荷されていない「超プレミアムサンマ」です。
今までの漁場よりも北上した、「オホーツク」にて操業し水揚げされたそうです。
まだまだ北には大物がいるかもしれませんね。