特種課瀧澤社員のセリ場で、サがつく凄い魚を見つけました。
一瞬サンマ?と見間違ってしまうほど、大振りなサヨリが千葉県より入荷しています。
サヨリとサンマでは、『サ』の一文字しか合っていませんが、サ=狭い・細いの意味に起源があるとされています。
故にサンマはかつて『狭真魚(サマナ)』、サヨリは『細魚』『針魚』と漢字で書きます。
ご覧のサヨリ、針魚なんて呼べる太さじゃないです。
この立派な太さのサヨリの事を、カンヌキと呼びます。
カンヌキは漢字で書くと『閂』、門扉などを閉じ固めるのに用いる横木のことです。
どれだけ凄いのかと言うと、K単価で言うと7,000~8,000円。
高級魚の網走の釣りきんきや、国産アカザエビなどと肩を並べる超高級魚です。
こんな綺麗な腹してるのに、中は超腹黒。
エラにはサヨリに寄生するサヨリヤドリムシがいるかもしれません。
ちょっと見た目気持ちが悪いけど、油で揚げて食べるとエビに似た味がするらしいですよ。
勇気ある人は、今度挑戦してみて下さい。
う~ん、筆者はこの手の高級魚はプロが調理したものを食べたいな。
素人が捌いて食べても美味しいサヨリ、プロが扱ったらどんなになるのか知ってみたいですよね。
地域によって旬の時期がことなりますが、千葉県辺りは11月から3月と言われています。
見た目通り上品な味わいのサヨリ、要チェックの食材です。