久々、富岡から活けのシャコが登場しました。
ただただ出逢えていなかったのか、入荷がなかったのか昨年は見ていないと記憶してます。
江戸前寿司の重要なネタですが、横浜市内での漁獲量は決して多くないため、青森産や愛知県産はよく見かけますが富岡や小柴からは随時とはいきません。
獲り過ぎない漁業で、資源を大切に保護をしながら、末永くシャコ漁が続くように努力しています。
シャコと言ったらパンチが代名詞。
なにそれと思う人が多いと思いますが、そこには驚くべき秘密が隠されていたのです。
シャコは見ての通りエビの仲間なんですが、手にはハサミの代りにグローブ(カマキリのような鎌)を身に着けているんです。
シャコはこのグローブを使いカニなどの獲物を殴り倒したり、貝などの殻を叩き割り餌にするそうです。
その力、人間サイズならパンチ力720㌧、ビルの屋上から10㌧トラックを落とした時の衝撃に等しいと言われています。
ですから、シャコの爪だけ集めて販売もされています。その爪は筋肉が発達して、ぷっくりで美味しいんです。
仲卸横浜丸栄水産㈱細谷専務によると今の時期、シャコは非常に重宝されているそうです。
それはスミイカ釣りに使うテンヤに、シャコを餌として付けて使うそうです。かなり贅沢な釣りとなりますが、釣果が期待出来るようですよ。
う~ん、シャコもスミイカも捨てがたいな。