今朝も良い天気、日の出がとてもキレイです。
しかし現在フィリピンの東に台風24号(コップ)、南鳥島近海に台風25号(チャンバー)が発生しています。これからの進路予想には、十分注意が必要です。
今日は、シラスを紹介します。
シラスは、漢字で書くと白子、カタクチイワシ、マイワシ、ウルメイワシ、イカナゴ、ウナギ、アユなど、体に色素がなく白い稚魚の総称を言います。
広い意味では、様々な魚の仔稚魚の総称ですが、狭い意味では皆さんお馴染みのシラス(シラス干し)として食用されているイワシの稚魚(カタクチイワシ、マイワシ、ウルメイワシ)がほとんどです。
広い意味でのシラスに含まれるイカナゴは「小女子」として別の独立した地位を確立しています。
シラウオ(白魚)をシラスを呼ぶ地方もありますが、これも別物です。
インターネット上では、「シラス(シラス干し)」と「ちりめんじゃこ」の違いについていくつもコンテンツがありますが、実のところどうなんでしょう。
当社シラスのプロ、佐々木社員に聞いてみました。
水揚げされたシラスは釜で塩茹でして加工されたものがほとんどですが、干し具合、水分含有量の違いで呼び名が違うそうです。
獲れたての生シラスを釜茹でして、そのまま出荷したものを「釜揚げシラス」「釜揚げ」と呼ばれ85%前後の水分含有量。
上記の茹で上がったシラスを天日で2時間程度干し、少し乾かしたものを「シラス干し」と呼び、50~60%程度の水分含有量。
さらに、半日程度天日干しして良く乾かしたものを「ちりめん(じゃこ)」関東では「かちり」等と呼び水分含有量は25~35%程度だそうです。
白いシラスは、漂白剤や添加物を使っているのではないかとも言われますが、全く使用していない自然の色です。
何も手を加えていないので、取り扱いは注意して美味しく食べるには新鮮なうちに購入後数日で食べきってもらうことが良いと思います。
シラスの旬は、ズバリ春と秋。特に秋のシラスは「秋シラス」と呼ばれ夏を過ぎ、急に水温が下がるため身が締まってみずみずしく美味しいと言われています。
美味しい食べ方ですが、かき揚げ、玉子とじ等ありますが、大根おろしとシラスの本来の味をご堪能下さい。