2024年も残り1ケ月、水産業界にとって非常に重要な12月となりました。
嘗ては1勝11敗、12月だけ大勝すれば会社の決算は作れたと聞いていました。
12月の売上、利益の山が途轍もなく高かった昔話です。
今は事前に設定した予算に向けて、日々努力しております。
昔に戻って現在のようなをしていたら、どれだけ利益を残せたでしょうかね?
今日は縁起物の食材、スルメを紹介します。
スルメをネットで検索すると、ウィキペディアに記載されている説明文が記載されています。
超簡単に説明すると、カチカチに乾燥したイカの総称です。
なぜこの時期スルメなのか?
スルメはお正月に欠かせない食材だからです。
最近は豪華な鏡餅を見る機会が少なくなり、出来合いのモノばかり。
本物なのは橙ぐらいで、伊勢海老も昆布もスルメもその姿を確認することが出来ません。
伊勢海老を飾るのは全国共通ではなく、海老の王様=権力の象徴だと思われます。
昆布は語呂合わせ、「よろこぶ」に通じる目出度い縁起物。
ではスルメはどうなの?
実用面では保存が利くため、日持ちの良さから「長い間幸せが続く」という意味を持ったという説。
スルメは足が10本もあり、「お足が多い」→「お金持ち」を連想させるからと言う説も。
スルメを漢字で書くと鯣、当て字で「寿留女」と目出度そうですよね。
地方によってはスルメで、お雑煮の出汁をとるそうです。
勿論、食べても美味しいスルメ、謂れを知ると何となく愛おしい食材です。
古き良き伝統は、志あるものが伝承しないといけませんね。