今日は久々、セリ場にも数多くのサカナが入荷しています。
しかし台風12号は、5日未明には長崎県長崎市付近に上陸した後北上しています。
九州だけでなく、台風から離れている四国や東海でも、大雨の恐れがあるので注意が必要です。
今日入荷している魚は、先週の土曜日に漁師が漁に出ているおかげで市場に入荷しています。
今後の雨風の状況次第では、明日以降の九州、中国地方のサカナは入荷が厳しそうです。
今日は鮮魚課五十子社員のところに、愛媛県宇和島市築地の荷主より宇和湾で獲れたマダイが大量に入荷しています。
これだけのマダイがセリ場に並ぶことは珍しい光景です。
明日以降の天候、漁の状況(有り無し)を個々の仲卸と情報交換をしながら、1匹1匹大切に必要な取引先にサカナを当て込んで行きます。
豊後水道には9月中旬になると、台風の通過後や大雨の後に、漁師が「にが潮」や「黒潮」と呼ぶ濃いプランクトンが湧くように発生するそうです。
このプランクトンを餌に、カタクチイワシやウルメイワシが大群を形成します。
この大群を狙ってヤズ(ハマチの当歳魚)の大群が餌付いて、彼方此方で湧く。
マダイもこのご馳走を見逃す訳はなく、大中小のマダイが集まって来るそうです。
愛媛県の宇和湾は豊後水道にも近く、同じような湧く現象が起きているのかもしれません。