休市日、そして不要不急の外出自粛。
必然的に家にいる時間が増えるので、魚を仕入て夕飯の「おかず」を作るのが私の役目。
今週末は仲卸業者横浜丸栄水産㈱で購入したキンメダイ。
こちらは細谷専務に捌いてもらったので、タダ煮るだけ。
使うタレは最近手抜きしているのですが、出来合いのクルメキッコー醤油の「うまかばい」を使っています。
この「うまかばい」は、誰でも上手に煮付けや照り焼きが作れるのでおススメです。
そして今回は調子に乗って、禁断の魚を食べてしまいました。
その魚はタカノハダイです。
今まで食べた経験なし、でも一度は確認してみたいと思っていた魚です。
あまりにも周囲の前評判が悪いので躊躇していたのですが、㈲元初商店大菊社長に1尾譲ってもらいました。
大菊社長から「タカッパ」の評価は色々あるけど、自分で確認するのが一番イイとアドバイスまで頂きました。
さてタカノハダイを捌くためにまな板の上に置いたら・・・・・、少し匂う?
頭を落とし、腹を割ると、やっぱり匂う?
内臓を取り除く時、胃袋が破れた。
なんと胃袋中から砂が出て来てビックリ、そして臭いがキツイのにもビックリさせられた。
三枚におろしてみたが、内臓があった腹骨付近の臭いが気になる。
苦渋の決断、腹骨付近の身を切り捨てることにしました。
当初は刺身を想定していたのですが、敵前逃亡、食べて嫌な気持ちになるのは何とか避けたかった。
振り塩、日本酒、生姜(チューブ)でタカノハダイに下味をつけて、少し冷蔵庫で寝かしました。
使うタレは「うまかばい」なんですが、水で希釈するのではなく日本酒でタレを薄めて使いました。
濃い目のタレで煮つけるタカノハダイは、何も知らない人なら???全然気にならないと思う。
むしろ煮てみると、身肉が程よく締まりカレイの煮付けでも食べているイメージでした。
食べて癖のある魚は、ニサダイ、
アイゴ、
ボラなど数多くいますが、
食べている餌や季節などで味わいが全然違います。
やはり自分自身で捌いて、食べて、確認が出来て良かった。
これからは自信を持ってタカノハダイのことを説明できる気がします。