台風10号のせいで、サカナの入荷量が極端に少なくなっています。ブログの素材も日増しに少なくなっています。
セリ場を見渡して題材になるモノを探していると、タコの脚だけが鮮魚課(北海)、特種相対品課に並べられていました。
今日はタコについて少し話をしてみたいと思います。
タコと言えば吸盤と8本の脚、茹でると赤く変色、そして関西人にとっては、生活の中で欠かすことができない食材です。
皆さんはタコのオスとメスの見分けかたを知っていますか?
実は意外と簡単に判別出来るんです。オスは吸盤が大きく雑に並んでいますが、メスは整然とキレイに並んでいるんです。
少しだけ専門的な観点で言うと、オスは8本の脚の内1本の先が交接器になっており、吸盤がないのが目印です。
タコのオスとメスは味が違うと言われていますが、真実ははどうなんでしょう。
一般的に言われているのが、メスは繊維が細く柔らかで食べやすいが、オスは身がしまり硬くて食べずらいとか。
美味しいのは、メスだと言われています。
しかし、当社タコ扱い名人内海社員に聞いてみると、メスは産卵時期には栄養が卵に集中し身が細くなり、産卵後は身が細り美味しくないとのこと。
タコのメスが絶対に美味しいということではないんですね。
魚、カニでもオス、メスの良い時期が違っています、意識的に食べ比べでもしない限り白黒つけれないですね。