タチウオが湧いたの?

三寒四温と言うけれど、正直寒い。

寒冷地仕様の市場人でも、この寒さが応えます。

物量の多さ、忙しさが、寒さを忘れさせてくれるはず。

今日はそんな日なのか、横浜市詰所の職員が驚く1年ぶりのセリ物品の数。

しかもセリ物品の80%が、小柴の「太刀魚(タチウオ)」でした。

いわゆる業界で言う「湧いた」と言われる状況です。

漁業者のことを考えると、安定した量がコンスタントに出荷されるのがベストなんですが・・・・・。

取れ過ぎは価格に大きく反映するので、コメントし辛いですね。

タチウオは一年を通して水揚げのある魚ですが、産卵前後の時期(6月から10月頃)が旬と呼ばれています。

以前は1尾3㎏を超える大物が人気でしたが、今は1.5~2㎏が好まれているようです。

ちなみに当市場には、かつて5㎏を超える超大物も入荷したそうです。

ほゞほゞ季節により脂のノリに大差がありませんが、獲れた場所が重要なポイントだと思います。

今回の小柴=東京湾で水揚げされたタチウオは、食べて外れはないと思います。

塩焼き、ムニエル、フライなど、作る人の意のままに調理できるタチウオ、是非お試しください。