やっとセリ場で出逢いました、シマエビです。標準和名は、モロトゲアカエビですが、専ら市場での呼び名は、シマエビ(縞エビ)として広く認知されています。
このエビは島根県の隠岐島から北海道、サハリンなどの沿岸、水深180~450メートル程の砂泥質の海底に生息し、大きくなると15センチ位になるそうです。
ズワイガニ漁や、バイを獲る底曳網で一緒に獲れたりしますが、入荷量が少なく、ホッコクアカエビ(甘エビ)のようにスーパーの店先に並ぶことは少ないエビです。
味はホッコクアカエビとトヤマエビ(ボタンエビ)を足して割ったようだとネット上では表現されていますが、食べたことがないので自分の意見が言えず残念です。
シマエビの旬は、能登や北陸ではカニ漁が終わってからエビ籠漁を始める漁師も多いようで、3月から初夏にかけてが本場となります。
一方北海道近海では5~6月頃、産卵のために水深30メートル近くまで上がってくるときによく水揚げされるようです。
シマエビは、栄養価が高く、脳卒中、高血圧、心臓病の予防や疲労回復、視力回復に有効とされるタウリン、美肌や目の老化防止にも有効なエビの赤色の素、アスタキサンチン、エビの殻にもキチンと言う不溶性食物繊維が含まれており、大腸がんの予防やコレステロールを体外に排出する働きもあるそうです。
今が旬、是非とも食べてみたいです。次はブドウエビを探します。