関東の一般家庭の食卓に並ぶことは皆無?
「鍋こわし」なんて、物騒な別名までついている魚「トゲカジカ」を今日は紹介します。
今セリ場に並んでいるトゲカジカは、福島県から出荷されてきました。
よ~く顔を見てみると鬼の形相(怖い)。
でも、つぶらな瞳が可愛い。
オコゼに似てる?と勝手に思っていたら、魚の種類が違うので顔や背びれなど全然似ていませんでした。
似ているところは、汁物にすると美味しいところかな。
トゲカジカが「鍋こわし」なんて呼ばれ方するのも、カジカ汁が美味し過ぎて、箸で鍋を突き過ぎて壊してしまう程だからと聞いています。
セリ場で冷えたカラダを癒してくれるのは、やっぱり鍋かな。
でもアンコウ、真鱈、フグ、スッポン、そしてトゲカジカ、いずれもプリンプリンでトロ~ンとしたコラーゲン系だけど、しっかり素材を楽しめるモノばかり。
明らかに暖冬だと思いますが、でも、冬に冬の魚を楽しむ=春夏秋冬・四季にあった食材を楽しめるのは、日本に住んでいる人の特権じゃないかな。
カジカ汁を食べて、どんどん鍋を壊しましょう。
鍋が壊れたら、また買えばイイ。鍋がなくなったら、工場で作ればイイ。
もっとモノとカネが動かないとダメだと思う。
動きだせば、景気も良くなるかも。
でもその前に、トゲカジカで腹ごしらえ。