透き通った目が印象的なサカナ、ハマダイ(オナガダイ)。秋のこの時期から脂がのって美味しくなる魚です。
こんなに大きな目をしていて、さぞかしよく見えていると思いきや、魚の視力はそれほど良くなく、いやむしろド近眼なんです。
具体的には、大型表層魚のカツオ0.43、イシダイ0.14沿岸魚のアジ0.12マダイ0.16と人間ならば裸眼では生活できないコンタクトかメガネが必須なレベルですね。
サカナは生きていくなかではキチンとした像が見えなくても敵や障害物の存在が分かれば良いんです。
ただし、人間とは違い視野が広く、死角が少なくなっているのと、動体視力は優れています。これはやはり生き残るために持って生まれた術なんですね。
余計な話ですが、サカナのほとんどが白と黒しか見えない色盲だそうです。