今、既成概念がドンドン崩されています。
「嘗てはこうだった」が通用しない世の中に変化しています。
今日はそんな魚がいたので紹介します。
その名も海峡根「バキバキ」です。
と言えば、干物など加工品で食べるものと言うのが今までの通説です。
何故か?鮮度の劣化の問題があり、生食するのはおススメ出来ませんでした。
従前は網入れから水揚げされるまで、約13時間も留め置きされていたそうです。
しかし「バキバキ」は、網入れ時間なんと約2時間。
尻岸内の浜では、市場で求められる根として認められるように、より鮮度が高い状態で出荷が出来るように発想を変えたそうです。
「量より質」、網入れの時間が短くなることで漁獲は減少します。
でも1尾1尾丁寧に取り扱いをし、ブランドとしての証=タグを打つことで、付加価値がアップし魚価が上がることになりました。
今まで市場に出荷されて来た生のは、少しの特有な油臭が鼻につきましたが、「バキバキ」にはありません。
私の勝手な想像ですが、恐らくかかった時間により脂が酸化していた可能性があります。
地元北海道以外で、ホッケの刺身を食べれるようになった今の時代に感謝。
発想の転換は今も、そして将来にも必要なことだと実感しました。