連日平塚市漁協から追っ駆けは大盛況、本日もトラック3台で地元の魚が入荷しています。
ここに来て入荷コンスタントな魚、イボダイを今日は紹介します。
標準和名はイボダイですが、獲れる地方によって様々な呼び名がつけられている不思議な魚です。
東京から神奈川にかけてはエボダイ、関西ではボウゼ、九州ではモチウオやモチノウオなどと呼ばれ、中国、四国ではシズと呼び名もよく聞かれます。
体表からねっとりした粘液を出し、これがバターを塗ったように見えることから英名は、Butter fishとも呼ばれています。
水氷で入荷しているため、あまりネバネバした印象はないのですが、目が印象的なメダイとイボダイは、イボダイ科で同じ仲間。水から揚げると粘りが出るんでしょうね。
これからが旬だと思い調べてみると、9~12月頃と秋から冬と5~6月頃の初夏の2つの説があるようです。脂ののりという意味では産卵前の冬から初春辺りまでが身が充実して美味しいそうです。
鮮魚より干物としての知名度が高く、しっとりとして旨味が強く、身離れのいい、まさに干物のためにある魚と評されている。
しかし新鮮なイボダイ、是非刺身を召し上がれ。