赤い色の魚を一生懸命写真を撮っていると、最近よく声をかけられます「築地のやつか!」
いいえ違います、それは「バラハタ」で目の前にいるのはアカハタです。
休市日に激震が走りました。ネット上に「築地市場で有毒魚を誤販売」のニュースが流れました。
販売されたのはハタ科の魚「バラハタ」です。どうやら仲卸業者が「スジアラ」と勘違いして販売したようです。因みにスジアラもハタ科の魚です。
バラハタの尾鰭は、三日月形で、各鰭の後端が黄色なのが特徴です。加えて体側には青色や桃色の小斑があり、識別となるそうです。
アカハタもバラのように鮮やかな赤色ですが、体の横縞がトレードマークで背鰭は縁が黒く、尾鰭は直線的です。表面は目が眩しくなる色彩ですが、捌いて見るとさすが、ハタ科の魚、透明感のあるキレイな白身です。
ネット上にはアカハタの刺身は値段の価値があると示されていました。見ていても食べてみたいと思わせる身質。刺身がお勧めですが、煮付けや鍋も美味しそう。
アラからは出汁が出るので捨てずに利用して下さい。