本日、平塚市漁協の川長三晃丸より市場ではあまり見かけない魚が持ち込まれました。
目的は販売用ではなく、イベント展示用にディスプレイとしてわざわざ持ってきてくれました。
その魚はホシザメとバラムツです。
共に『食用』として活用出来ますが、バラムツは食品衛生法第2章第6条第2項に該当する食品として厚生労働省から販売禁止指定されています。
バラムツのカラダの40%を占める脂肪が、人間には消化することが出来ない「ワックスエステル」と言う成分です。
人が許容量を超えて食べてしまうと、何の前触れもなくお尻から脂が漏れてくるそうです。
その許容量がかなり笑ってしまします。
3切れとも、4切れとも言われていますが、何とも強力で恐ろしい奴です。
バラムツと筆者が大好きなクロシビカマス(スミヤキ)は、何と同じクロタチカマス科の仲間なんです。
しかし魚の表面は、バラムツが薔薇の棘が無数にあるようで超危険なのに対して、クロシビカマスはツルツル・ヌルヌルで全く違う生物です。
危険な食材はなぜか美味し、カラダが求めてしまうのはどうしてなんでしょう?
わざわざ『食用』としたのは、危険を顧みず自己責任の名の元に食べている人が大勢いるからです。
でもいつかは、アブラボウズのように西京漬けでバラムツ4切れ食べてみたいな。