今日セリ場をひと回りして、父島から出荷されたヒメダイに一目惚れしちゃいました。
そう言えば昨日沖縄県の髙江洲鮮魚からオオヒメダイの出荷があったのに、残念なことに画像に残していませんでした。
個人的に利用しているTwitterのカバー写真は、ヒメダイにしています。
ご多分に漏れずヒメダイは高級魚で、沖縄では比較的よく獲れる魚で『クルキンマチ』と呼ばれています。
先日、沖縄国際通りにある第一牧志公設市場内でクルキンマチを探してみましたが、グルクン、イラブチャ、ヤシガニはいましたが、クルキンマチには出逢えませんでした。
東京都の小笠原諸島、沖縄県から出荷されてくる魚、魚種がよく被ることがありますが、鮮魚課佐藤社員曰く『全然違う魚』と力説します。
『全然違う魚』とは、ヒメダイがオナガダイと違うと言っているのではなく、同じ魚でも味わいが違うと言うことです。
筆者は両者を食べ比べた訳ではないので、コメントしずらいところです。
ヒメダイは上品な白身の肉質で、刺身にしても分厚く切るのではなく、薄造りや程よい厚さに切った方が魚の甘味、旨味を引き立てます。
その対極にあるのは甘味や旨味が薄い魚と言う評価です。
しかし調理方法によっては、そんなマイナスの評価を覆すことが出来るんです。
たとえばフランス料理です。
『フランス料理はソースで食べる』と言われるほど、ソースをよく使います。
ヒメダイの色目、食感に合わせたソースを使えば、素敵な味のコラボレーションが期待できます。
実は市販のマヨネーズも「ソース・マヨネーズ」と言って、列記としたソースの一つなんですよ。
生は勿論、煮ても焼いても美味しいヒメダイですが、ソースをキーワードでお召し上がり下さい。