魚体全てがユニークな魚、アカヤガラを紹介します。
入荷数は多くはないが、珍しいものではなく普通にセリ場に置かれ売られています。
海ヘビみたいに長い魚体に長い口吻を持った棒のような魚です。その形が矢の柄に似ていることから「矢柄」と呼ばれ、英語表記はsmooth flutemouth 、フルート口、外見そのものですね。
旬は、夏とか秋から冬など様々ですが、一年を通して比較的味が落ちない魚です。
見ての通り可食部は全長の1/3くらいと歩留りが悪い魚ですが、口の部分は良い出汁が出るそうですよ。そして肝心のアカヤガラの味なんですが、白身で上品かつ甘味があり、美味しいそうです。
多少小骨が多い魚なので、キチンと取り除いて下さい。筒状の魚なので、捌くのも背開き、少し慣れないと難しいですね。
写真は頭部を中心に撮りましたが、尾っぽもユニークな形をしていることが分かり、次回は画像に残したいと思います。