新江ノ島水族館をはじめ、どこの水族館でもブサかわいいで人気者が市場に入荷しています。コブダイです。
コブダイは、ベラ科最大の魚で、イラやキュウセンと同じ仲間です。
全てメスで生まれ、メスとして卵を産み体長が50センチを超えるとコブが張り出してきて、オスに性転換する雌性先熟な魚です。
コブは、カチカチに硬いのかと思ったら、プヨプヨで硬めの胡麻豆腐みたいでした。
コブダイは、ハーレムを作る魚として有名で、雄は自分のテリトリーを主張し、そこに入ってきた他の雄を容赦なく攻撃して、縄張りを確保しながら複数の雌を呼び寄せ群れ率います。
ボスは幼魚には手を出さず、幼魚は成魚に守られながら成長し、学習して行くと言われています。
肝心の味ですが、冬の時期になると美味しくなるので、別名「寒鯛」と呼ばれています。
身は良くも悪くも「白身」、特に変なクセも独特の旨味みたいなものも無いのですが、美味しく食べられるそうです。
大きな魚なので身の量も多くお得です。見た目は鯛そのもの。火を入れると味わいも変わり、煮付け、唐揚げ、ムニエル、ポワレにも向いているそうです。
機会があったら是非食べてみて下さい。
追伸
今日もマグロの王様、大間まぐろ入荷です。
大物の仲卸の皆さんも、せっかくだから写真撮っておきなと親切に声をかけてくれました。
ありがとうございます。