残念なことに秋鮭の入荷量が非常に少ないですね。
これだけ何もかも不漁だと鮭を獲る漁師も困れば、当社のような水産卸売会社も売上が伸びず大きなダメージです。
秋鮭を語るには食べない語れないので、先週末に仲卸の八丁平で知床産鮭フィーレを購入しました。
養殖のアトランティックサーモンのような脂はないものの、ジューシー、とにかく瑞々しいんです。
先日はホイル焼きにして食べましたが、玉ねぎ、舞茸、えのき、プチトマト、塩、コショウ、バターと特別なモノを用意しない所がイイです。
誰でも美味しく簡単に作れるので、親子で作ると楽しいですよ。
こんなに秋鮭の入荷が少ない中で、特別な鮭=ブランド鮭を発見しました。その名は「雄宝」です。
北海道北部にある雄武町(おうむ)は、長いオホーツク沿岸地域のだいたい真ん中に位置します。
雄武前浜沖の指定された定置網で漁獲された秋鮭のうち、銀色に輝く3kg以上のシロサケ=銀毛鮭だけを厳選したものにのみ名付けられるのが「雄宝」です。
出荷される「雄宝」には1尾、1尾にシリアルナンバーを付与されて出荷されてきます。
ちょっと興味湧きませんか?
加えてもっと特別なモノが雄武町にはあるんです。それは、雄武前浜産めじか(目近)です。
めじか(目近)とは、遠い海から回遊してこれから産卵に入る鮭で、産卵までおよそ25~60日に漁獲された鮭のことを言います。
総水揚げ量のわずか数パーセントしか水揚げされない、非常に稀少な鮭だそうです。
今度、セリ場で見つけてみたいと思います。