セリ場に大量に入荷しています出世魚のブリ。
イナダやワラサのサイズではなく、列記とした大人に成長したブリです。
ここのブログで桜鰤は美味しいと紹介している筆者であっても、何処かで痩せ細って美味しくないと思い込んでいた節があります。
しかし、今日セリ場に並ばれたブリたち姿を見ると、丸々太ったメタボ系のカラダ。
凝り固まった筆者の固定観念が間違えだったと反省させられました。
営業一部の源波部長に現在の出荷状況を尋ねると、今までは高知から紀州の太平洋側が中心だったが、今日ぐらいから石川県金沢、七尾の日本海側からも入荷され始めたそうです。
ブリが日本を南北に大きく回遊するのは2年魚以上になったもので、エサを求めて太平洋側の日本海流派と日本海側の対馬海流派に分かれ、春から夏にかけて北上し、オホーツク海まで達するそうです。
秋から冬にかけては、産卵のために一目散に南下して行きます。
そしてブリには3つの海域に分けられる、回遊分布があるそうです。
1つは朝鮮半島から東シナ海グループ、2つ目は日本海側グループ、そして3つ目太平洋側グループです。
それぞれのグループは生息海域を縄張りに、北上南下を繰り返して成長して行くそうです。
昨日、小田原魚市場にワラサ・ブリが860㌔も入荷したと聞きました。1本8㌔と仮定しても100本以上豊漁ですね。
そろそろ平塚の定置網にもブリの大群、期待してますよ。