セリ場にサカナが少ないなか、ブログの救世主がいました、網走の釣きんきです。
北海道は通常だと台風が接近・上陸するのは年に1度か2度。しかし今年は、台風7号、11号、9号と順不同に3連続上陸と、今回の台風10号と道内に大きな被害を齎しました。
網走東部と北見地方は、未だに今日の昼前まで大雨による土砂災害、河川の増水や氾濫に警戒が必要な状況です。
そんな状況のなかでも、サカナを出荷して頂ける荷主に感謝してもし尽くしきれないです。
本題の釣きんきは、網走漁業協同組合の登録商標なので、ここでは平仮名で標記します。
北海道では一般的に「キンキ」と言いますが、網走では親しみを込めて「メンメ」と呼んでいます。
(メンメとは北海道の方言で、目、おめめ、頭髪のことを言います。)
尚、標準和名は、キチジ(喜知次)」です。
網走の釣きんきは、兎に角色艶が全然違うし、写真に修正でも入れているかと思うくらい。まるでリップグロスのように光沢があり、魚体がとても綺麗です。
網走では主に延縄漁と言う漁法で、魚体に傷つかないように漁獲されています。
(尚、キチジ延縄漁を許可されているのは、網走だけだそうです。)
値段は聞かない方がいいですね。筆者大好きなサカナですが、釣きんきを家族4名分買ったら福沢諭吉を何人か集めないといけないかな。
だから、釣きんきは見て楽しむモノだと決めています。
因みに、網走の釣きんきは例えるとピラミッドの頂点、次に北海道産、東北産と値段が変わっていきまが(漁法によっても違います。)、
高級魚であることに間違いありません。
本当に話題に出来るサカナがいて良かった、正に救世主です。