平塚市漁協の追っ駆け朝網で珍しい魚が来場しました、マンボウです。
水族館では大人気者ですが、市場で取引されている金額はビックリするくらい安値です。
今入荷したマンボウは、今まで入荷したなかでも一番新鮮、目の輝きが違います。
マンボウはフグ目マンボウ科の仲間ですが、フグとは皮膚が異なり、カチカチ、到底包丁が入る堅さではなく、ノコギリが必要なぐらいです。(まるで鉄板です)
マンボウはとても泳ぎが下手で、自然界では写真のように水面下にカラダを横たえているそうです。
マンボウは、ただ海面をプカプカ浮かんでいるのではなく、この行動はカモメなどの海鳥に寄生虫を取ってもらうため、あるいは日光浴による殺菌が目的ではないかと考えられているそうです。
可愛い顔をしたマンボウですが、可食部は内臓や肝臓で、焼き肉のホルモンみたいな食べ方をするそうです。
マンボウは、まだまだ面白いエピソードがあるようです。これから年に3~5度くらい入荷するので、その都度面白そうな蘊蓄を紹介したいと思います。
なお千葉県南房総市では、通年マンボウの水揚げがあるようです。一度刺身を食べてみたいな。