東京湾、神奈川県産のホンビノスガイが大量に入荷しています。
二枚貝綱マルスダレガイ科に属する貝で、ハマグリやアサリと同じ仲間です。
かつてはハマグリ食べ放題に本種ホンビノスガイが使われ、食材偽装問題との関連で一般消費者に誤解を与えていました。
しかし近年は、本種自体の知名度が上がり別名や通称名を使わず世間に認知されています。
梅雨の時期に突入したものの、仲間同士でBBQを行うのならハマグリより安く入手できるホンビノスガイは重宝に使えます。
ところで以前より、ホンビノスガイについて疑問に思っていたことがあるんです。
それは、貝殻が黒いモノ、斑なモノ、白いモノと様々なんです。
どうしてなのか?特種相対品課小森社員に聞いてみました。
小森社員の話では、生息している場所が違うことが原因だと思うとのこと。
ホンビノスガイは砂泥地に生息し、泥の割合の高い場所は貝殻が黒く、砂の割合の高い場所は貝殻が白くなるそうです。
そして漁獲されたホンビノスガイをキレイな海水で、砂抜き(=泥抜き)していると貝殻が白く変身するそうです。
もともと二枚貝類は、「生きた濾過器・ポンプ」みたいな役割を海の中で果たしているので、生息する環境に個体が大きく影響されるんです。
ですから筆者個人の意見では、極力砂抜きは行うことをお勧めします。
ホンビノスガイも砂抜きをすると、黒い泥みたいなモノを吐き出しますよ。
ハマグリとアサリの中間を行くと言われているホンビノスガイ、是非一度ご賞味下さい。