ほぼ毎日魚の姿を写真に撮り、週に3日は魚を食べている日々。
最初の頃は、キンメダイやマダイを見て感動していたのに、見慣れてしまい初心を忘れかけている筆者がいます。
今日は初心に戻って、魚の王様「鯛(マダイ)」の薀蓄を紹介したいと思います。
皆さんは、千葉県鴨川市にある鯛の浦に行ったことがありますか。
鯛の浦はマダイが群泳することで知られ、鯛の浦タイ生息地の名称で国の特別天然記念物に指定されています。
本来マダイは比較的深い層を回遊する魚で、鯛の浦のような水深の浅い海域に「根付き」になることや、濃密な大群を形成することがないのですが、鯛の浦はとてもレアのケースです。
マダイには顕著な学習能力があると言われています。
鯛の養殖場では、投餌船のエンジン音を認識し、音を感知して寄り集まる。
投餌船の来る時間帯を覚えて行動している。
投餌船の係留位置を記憶しており、その位置に船が泊ると鯛が寄ってくる。
などの現象が見られるそうです。
少し砕けた話になりますが、マダイは人間同様に日焼けするんです。
惚れ惚れするような「桜色のマダイ」も、数日水深の浅い生簀に入れておくと赤黒い「養殖マダイ」なのかと思うくらい色黒に日焼けしちゃうんです。
ですから、太陽光線を軽減するために生簀を海中深くに吊るす等工夫がされています。
真っ黒い鯛は、あまり美味しそうではないですよね。
さすが、魚の王様「鯛」。調べれば調べるほど興味深い薀蓄があるようです。
これからも、魚を少しでも身近に感じてもらうために情報発信していきますので、宜しくお願い致します。