特種相対品課北村社員のセリ場に、ミンククジラが入荷しました。
先月29日に福井県河今定置網組合が捕獲したものです。
と言っても捕鯨目的ではなく、定置網に偶然かかってしまったものです。(水揚げ時は既に死亡していました。)
鯨が市場に出荷されることは、珍しいことではありません。
しかし、今日は少し珍しい部位が入荷しました。
「潮咲」と発泡のケースに記載されています。
「潮咲」でネット検索すると該当するものはなく、「潮吹」だと如何わしいモノの中に該当する画像を見つけました。
「咲」と「吹」、ちょっと勢い余って字を間違えちゃったかな(笑)。
正体は、鯨が呼吸する際の鼻孔(噴気孔)のようです。
鯨やイルカなどのイメージは、水面近くで息継ぎする時に潮を噴き上げるシーンを思い浮かべます。
よく調べてみると、背中から潮を吹き上げているように見えても、実は頭頂部から潮を吹きだしているそうです。
食品として出荷されていますが、潮咲はどんな味なんでしょうか?非常に興味があります。
ミンククジラの皮膚は、イルカと同じようでゴムのような弾力とツルツルした感触が貯まりません。
しかし、先日のアオザメ、そして今日の鯨の鼻孔と、人間の胃袋はブラックホール、底なしなんだと感心させられます。