メバル?と思い近づいてみてみると、目の下にある涙骨の棘が見当たらない。違う魚なんだと思い発泡のケースを確認するとイシナギと記されていました。
今日は、イシナギ(石投)を紹介します。イシナギは、スズキ科イシナギ属で、メバルはメバル科メバル属の魚なので、全く異なる魚です。
イシナギには、コクチとオオクチの2種類ありますが、日本近海で見られるものは、ほとんどがオオクチの方だそうです。
最大2メートル、150キロまで成長する大型魚で、今日市場に入荷しているオオクチイシナギは、魚体からすると子供サイズになるんですかね。しかし市場で流通されるものは25~40センチのものがほとんど、レギュラーサイズです。
鮮魚にしては珍しく、内臓処理がされて入荷していましたが、イシナギの肝臓には大量のビタミンAが含まれており、肝臓を食べると急性のビタミンA過剰症により食中毒を引き起こすそうです。
このため、イシナギの肝臓は1960年に食用禁止とされ、市場で販売されているモノは食品衛生法に基づき肝臓が除去されているそうです。
メバルやカサゴと似た顔つきですが、肝心の味はどうなのか?正直食べたことがないので、ネットでの印象を引用すると、食感、味覚は正反対で、かなり荒っぽいワイルドな魚肉。
カサゴ、メバル的な上品さ、繊細さとは対極にあるタイプと表現されていました。
難しい!やはり実際に食べないとコメントできないですね。日々勉強ですね。