最近、えっ!?と聞き返してしまう活けの暴れん坊が入荷しています。
横浜市の詰所職員Iさんは、ワタリガニと聞いてきたので思わず絶句。
キツイお灸を据えておきました。
北海道産の玉葱?
いいえ、石狩湾より出荷されてきた『モクズガニ』です。
横浜市場では多摩川などで獲れたモクズガニが一般的なんですが、小笠原を除く日本全国に生息しているそうです。
実は上海蟹と近しい仲間で、北は樺太、ロシア沿海州、朝鮮半島東岸、済州島、台湾、香港などに分布しています。
今日入荷した発泡には『川ガニ』と記載されていましたが、北海道ではカワガニと呼ばれているそうです。
ワタリガニやモクズガニなど中華食材を得意としている㈲港屋商店佐藤社長にちょっと聞いてみました。
モクズガニの良さ=味わい方はオスとメスで違うそうで、オスは濃厚なカニ味噌で、メスはカニ味噌と内子だそうです。
厳しい言い方をすれば、すでに外子を抱えているモクズガニには?だそうです。
以前甲羅を外してくれた際の画像がこちら。
しゃんはい
どうです?美しいカニ味噌ですよね。
ちょっと小さめサイズなので、カニの身肉をあまり期待出来ないけど、味噌汁やパスタ・中華系料理に使ったら、深い旨みを堪能出来ると思います。
私は個人的な意見ですが、モクズガニは 食材として食べるより、どちらかと言えばペットとして飼いたいです。