モロトゲアカエビ、シマエビの方がしっくり来ます。

シマエビが北海道増毛の㈱遠藤水産より出荷されてきました。

このシマエビは正式名称をモロトゲアカエビと呼びますが、アマエビを正式名ホッコクアカエビであまり呼ばないように、シマエビの方が皆しっくり来ますね。

市場ではお馴染みの存在ですが、スーパーや量販店では出会うことが難しい種類のエビです。

言われてみると確かに、地元の鮮魚専門店でもその姿を見かけること稀ですね。

その理由は、漁獲量にあります。

シマエビは北海道での漁獲量が圧倒的に多く、新潟や富山、石川でも水揚げがありますが僅かな量で、そのほとんどが地元で消費されてしまうそうです。

だから市場に出荷されるシマエビの産地がほとんどが、北海道産になってしまうんですね。

タラバエビ科のトヤマエビ(ボタンエビ)、ホッコクアカエビ(アマエビ)、そして本種モロトゲアカエビ(シマエビ)の3種類は市場ではお馴染みですが、本種の生命力は他に比べて強く、目の前のエビをじっと見ていると微かに手足を動かしているのを確認出来ます。

回転寿司でも上記の北海海老三昧などと銘打って、お客様に提供している店舗もあるので、見かけたらぜひ食べて欲しいです。

5月27日(土)・28日(日)には「増毛えび地酒まつり」が開催され、地元で獲れたアマエビやシマエビや増毛の酒蔵「國稀酒造」のまつり限定酒が味わえるそうですよ。

ゴールデンウィークの混雑を避けて、初夏の北海道を楽しまれてはどうですか。