発泡ケースに『ノドグロ』と表記されたものを発見。
中を確認すると、魚の上に保冷のための氷がギッシリ敷き詰められています。
ちょっと、氷の隙間から覗いて確認しました。
そしてそのノドグロ買っちゃいました、しかも4尾も仲卸㈲港屋商店で・・・・・。
どんだけおカネ使うのとご指摘を受けそうですが、自分の懐と相談して買い物してます。
えっ!?
この魚ノドグロじゃないじゃんと、魚好きの方にクレームを言われてしまいそう。
そうです、このノドグロと言うのは正式な名称ではなく愛称・通称名かな。
標準和名はユメカサゴ、カサゴ目フカカサゴ科に属する魚で高級魚キチジ(キンキ)と同じ仲間です。
煮付けで食べるため、下拵えをしたので腹の中をご覧下さい。
ノドグロ=喉黒どころか超腹黒です。
実はユメカサゴが生息する水深900㍍辺りでは、赤色が吸収されて黒色一色。
加えて腹の中まで黒ければ、保護色は完璧。
人間以外の敵に襲われる危険性は非常に低くなる訳です。
ノドグロ、いやユメカサゴ恐るべし。
そして光線の具合で、こんなにも色目が変わることもビックリです。
カサゴ、ガシラ系の魚ですから煮付けにしたら美味しく、まるごとユメカサゴを使ったブイヤベースもおススメです。
これからが旬、色々な調理法で食べて欲しい魚の一つです。
(※今回したユメカサゴは、東京都小笠原の島廻りで水揚げされているから内臓が泥臭くありませんでした。)