向こう一週間の神奈川県の天気予報ですが、期間の前半は前線や湿った気流の影響で曇りや雨の日が多い見込みです。
後半は、高気圧に覆われて晴れる日が多い見込みです。
最高気温、最低気温ともに平年並か平年より低くなりそうです。
寒暖の差が大きくなり、体調を崩しやすい時期ですので、十分気を付けて下さい。
今日は、平塚市漁協の日海丸から、多量のサバとイナダが入荷。イナダは少しずつ形が大きくなっています。
暫くするとブリの名前でお目にかかれると思います。
今日は、特種課のセリ場で見つけたホウボウ(魴鮄)を食べ方、捌き方を紹介します。
魴鮄、鯒、アイナメ、八角など流線型ではなく、筒状の丸い魚体の魚の捌き方なので、安定性がないため少し戸惑うと思いますが、基本は同じ様です。
基本的には、三枚おろしにすれば良いのですが、「大名下ろし」でスパッと頭を切り取り、身を捌きます。
因みに「大名下ろし」とは、お金持ちが捌くと、豪快さから骨に身が付く、勿体ないと感じない贅沢な下ろし方からその名がついた様です。
美味しい食べ方ですが、上品な白身魚なので、新鮮であれば刺身がお勧めですが、これから旬を迎える秋冬は、煮付けが最高です。
煮付けの下準備ですが、魚体はヌメヌメしているため、ウロコ処理は不要かと思っていましたが、キチンとウロコ取りとエラ、内臓を取り除いて下さい。
腹を捌く際は、肛門から包丁を入れて行うと力いらずで切れますよ。そして綺麗に洗ったら軽く塩をふって下さい。
皮・身が煮ていると縮むので、包丁で両側に切れ目を入れておきます。
フライパンや鍋に水・酒・ミリン・醤油・砂糖を入れて沸騰させてから魴鮄を投入します。
味の好き嫌いはありますが、個人的には甘く濃い出汁が好きなので、砂糖は上白糖とザラメを混ぜて作っています。
アルミホイルで落し蓋をし、弱火で15分~20分ほど煮付けます。最後は煮汁をすくいかけて、魚の表面に照りを出せば完成です。
煮付けは基本上記の方法で簡単に出来ますよ。是非挑戦してみて下さい。
男でも簡単、上手に作れます。お子さんと一緒に。