横浜市職員の方からロケットが入っているよと言われて見に行くと、福井県敦賀市より入荷したソデイカでした。
沖縄から海流に乗って九州、本州に流れてくる食用のイカとしては国内最大です。大きいものは胴だけで1メートル、重さ20キロ以上のモノも水揚げされるそうです。(今日入荷したものは10キロ超級です)
秋になると鮮魚がまとまって入荷してきますが、値段は安定していてやや安価だそうです。主に利用するのは胴の部分だけなので、歩留りからすると割高なのかもしれません。
「ソデイカなんて食べたことないな」とブログを書きながらネットで調べていたら、意外と知らないうちに食べてるかも・・・・・・。
鮮魚としての認知度は低いが冷凍ロールイカ、味噌漬け、イカステーキなどでスーパーの店頭に並ぶことの多いイカだそうです。
そして特種課岡社員からは、ソデイカはいったん冷凍しないと固くて味がなく全然美味しくないと言われビックリ。
ソデイカが赤い色をしているのは新鮮な証拠。刺身で食べたら何人前捌けるのかと思っていたので、どうしてなのか質問してみると、答えは2つあるそうです。
1つ目は、冷凍して熟成させると旨味、甘味が出てくるのと、冷凍させた後解凍することによって組織が壊れ柔らかくなる。
2つ目は、イカに寄生する「アニサキス」です。
アニサキスは鮭やサバなどに寄生することはよく知られていますが、イカにも寄生する人です。
アニサキスは加熱するか冷凍すれば死滅するので、冷凍すると言う訳です。
冷凍すると味が落ちるどころか、旨くなっちゃうなんて、外食系には最適なイカですね。