1月10日(火)午後1時00分青森県下北郡東通村尻労の大型定置網に誤ってかかってしまった体長7メートルのミンククジラのオス。
網の外に出すように努力したものの死亡してしまったので結果販売用として手続きがなされ市場に並んでいます。
ミンククジラはヒゲクジラ亜目の中で2番目に小さい鯨種で小鰯鯨とも呼ばれています。
成獣のオスで平均体長6.9メートル、メスで7.4メートル体重は平均して7トン~8トンぐらいだそうです。平均寿命はだいたい50前後、けっこう長生きですね。
天敵は人間。幼獣時にはシャチに捕食されることがありますが、成獣まで成長するとその巨大なカラダゆえさすがにシャチに捕食されることはなくなります。
ここで皆さんに質問を1つしたいと思います。
ミンククジラは何を餌にしてこれだけ大きく成長したんでしょうか。
答えはオキアミ。正答、と思われがちですが実はサバ、サンマ、イワシなどの小・中型の魚を主な餌にしているそうです。
そしてオキアミも食べます。平均的なサイズのミンククジラの摂取量する餌は1日131~186キロと推定されています。
ミンククジラはマッコウクジラなどと違い歯が生えていない種類のクジラで好物のストライクゾーンがかなり広いようです。
ミンククジラは旺盛な食欲と推定生息数の多さから海のゴキブリなどと呼ばれることもあったそうです。ちょっとかわいそうなネーミングですね。