今年の相模湾の水揚げ漁獲量は、目を覆う惨憺たるものです。
昨日まで、ここ1ヶ月近く平塚市漁協からの出荷がない状態が続いていました。
しかし本日、「市場に来る道忘れちゃった?」と冷やかされるくらい間が空いて、平塚市漁協の日海丸が久々登場しました。
入荷は日海丸1隻だけですが、やっぱり追駈けが来るか来ないかでセリ場の活気も全然違います。
そして仲卸の皆さんも、いつになく真剣な眼差しで魚をチェックしています。
なぜか今日はカマスだらけ。
カマスサワラ=オキザワラとアカカマス(本カマス)、そして活けの真鯛の3種類だけ。
オキザワラもさすが10㎏を超えると迫力が全然違います。
それにしても顔でかいですね(笑)。
アカカマスは、本牧・小柴の内湾モノと比べても引けをとらない太り具合。
食べるなら、やっぱり塩焼きでしょうと思ったら・・・・・。
大振りのカマスの場合、『炙り刺身』が最近の流行だよと㈲元初商店の大菊社長が教えてくれました。
確かにこのサイズのカマスなら、三枚おろしもそんなに苦じゃないかな。
しかも、アカカマスは今の時期脂がのって最高に美味しい=旬なんです。
明日もアカカマスが水揚げする確証はありません。
水産業そして漁業は、水商売で水物。
私たちは「グッド・ラック」、ただただ幸運を祈るだけです。
そして川長 三晃丸にも「グッド・ラック」、早く操業できるとイイですね。