関西小島社員のセリ場でロゴシール付きの発泡スチロールケースを発見。そこには京都の定置物京鰆と示されています。今日は京鰆を紹介します。
サワラは通年漁獲されているサカナですが、近年海水温の上昇に伴い漁獲量が急増しているそうです。
因みに平成24年にはサワラ(サゴシ)銘柄の漁獲量が日本一に。平成26年は福井県、長崎県に次いで第三位となっています。
旬は秋から冬でこの頃のサワラを「寒サワラ」と呼び、脂がたっぷりのっていて甘味が強く身は柔らか、淡泊な味わいが魅力です。
その中で主に京都府内の定置網で漁獲されたサワラを「京鰆」と呼んでいます。漁業者が丁寧に漁獲したサワラは身も上質で、刺身にしても焼いても炙っても絶品です。
西京漬け(みそ漬)の材料としても重宝される京料理には欠かせないサカナです。京都府ではサワラの生態についてよく知られていないため、放流を始め回遊行動や分布を調査することで安定的な漁獲ができるよう研究しています。