仁丹みたいなジンタ。

わっ、可愛いアジを見つけました、ジンタです。

仁丹?そうそう桂皮など16種類の生薬を配合して丸め、銀箔にコーティングされた薬。

違うけど、きっと見た目からこのように呼ばれるようになったんでしょうね。

(そもそも、仁丹自体を知らない人が多くなってしまったようで、簡単に言うとフリスクのような口臭予防の嗜好品です。)

正体は、マアジの稚魚です。

ジンタアジや豆アジなどとも呼ばれています。

そして、これぐらい小さいと市場では、スーパージンタとも呼んでいます。

こんな小さなアジを何に使うのとお思いでしょうが、手で内臓処理して丸ごと唐揚げや南蛮漬けなどで美味しく食べれます。

アジは脂質少なめで良質なタンパク質の塊。そして他の青魚に比べてEPAやDHAを多く含んでいます。

しかもジンタはほぼ丸ごと頂けるので、カルシウムそのものの摂取や体内吸収を助けるビタミンDなども豊富なんです。

食べて健康になれるジンタ、是非育ち盛りのお子様に食べて欲しい食材です。

 

追伸

筆者が子供の頃は、諸先輩方の近くに寄ると「ぷーん」と仁丹の香りをさせた紳士が大勢いましたが、最近全く嗅ぐことがない香りです。

なぜか懐かしい、昭和の匂いがプンプンしますね(笑)。