鮮魚課、特種課にも並んでいました。
本来の食べて美味しいと言われている旬ではありませんが、大量にあの出世魚が入荷しています。
今日はスズキ(鱸)を紹介します。
何と言っても、成長に伴って出世するように名前が変わる魚として、縁起の良い・目出度い魚とされています。
一般的には大きさで、セイゴ、フッコ、スズキと呼ばれています。
今の時期のスズキはちょうど産卵期(11月から2月頃)で、沖合深くに生息しています。
勿論、産卵を終えたスズキの腹は、ガリガリなはずなんです。
よ~く見てみると、正直痩せてちょっと・・・・・、コメントしずらい個体もいます。
でも、総体的には良い型のスズキが多く揃っているのに驚きです。
私の勝手な想像ですが、産卵行動がズレている個体が多いのかもしれません。
本牧・小柴などの東京内湾、横須賀長井、三浦市松輪など相模湾と東京湾と近接する海域では、かなり纏って水揚げされているようです。
食べた味わいはどうなんだろう?
スズキは脂ノリノリで自分の個性を強力にアピールしてくるブリとは違い、自ら主張しない白いキャンバスみたいな魚です。
どんな調理方法にも身を委ね、どんな色にも染まる白身魚。
スズキは魚の状態に合わせて、作り手が調理方法工夫し、作る人の実力を120%発揮できる食材なんです。