このところ厚く氷が敷き詰められて、その姿をみることができなかった3㌔超級のクロムツ。
久々に黒く紫がかったその全貌が、明らかになりました。
今日は、東京都は八丈島から入荷しています。
さすが黒いダイヤと称されるクロムツ、兎に角絵になるサカナです。
まずは物凄く鋭い歯。不用意に手を入れたら大怪我しちゃいます。
目もキンメダイに負けず劣らずの魅力的な瞳をしています。
1匹そのものの姿で鮮魚店で販売されていることは稀有な光景で、市場だけの特別なシーンです。
ちょうどウロコが剥がれていたので画像に残してみましたが、ブラスチックのみたいシッカリしています。
ムツの名前の由来は、「むつっこい」「むつい」など脂っぽいという言葉が訛ってムツになったと言われています。
しかし、筆者調理方法を間違えたためなのか、クロムツに何度かチャレンジしたものの「むつっこさ」に出逢えていません。
以前食べたクロムツの煮付け、あ~っ、もう一度トロトロでコテコテのな味わいを楽しみたい。
同じサカナでも産地やシーズンによって味は全然違うと、仲卸でおさかなマイスターの村松社長が話されていました。
クロムツの旬は本来「冬」と言われ、水温が下がることで魚自体に脂がのってきます。
もう4月に入って味の方はどうなんだ?と心配してしまいます。
そうは言っても産卵期である3月~5月であっても、産卵前であれば[ムツコ」と呼ばれる卵もWで楽しめるそうです。
今度こそ、絶対に美味しいクロムツをゲットするぞ。