早朝なのに暑い!そして、また樽が登場しました。
カツオ?木札にはメジ、35。
ホンマグロの幼魚「メジ」なんだと思い鮮魚課佐藤社員に確認したら、どこに目つけてんの?
黄色いヒレを見れば分かるでしょ!と一瞥。
聞いて良かった!聞くは一時の恥、期かぬかは末代の恥ですから、自信のないことは聞いて調べます。
正解は樽キメジです。キメジとはキハダマグロの幼魚のことです。そして35は35㎏と重量を示しています。
キハダマグロは漢字で書くと、黄肌鮪、木肌鮪。
黄色い「はた」、すなわち「はた=ひれ」が黄色いの意味からこのように呼ばれています。
まだ幼魚なので、第2背ビレが長く伸びていませんが、長い胸鰭と第2背ビレはキハダマグロのトレードマークです。
よ~くヒレを見ていると、小離鰭の形状が面白いんです。
真っ直ぐに並んでいると勝手に思っていましたが、少し斜めってます。(画像で分かりますかね)
これもマグロが早く泳ぐために、カラダが変態していったのでしょうか?
キハダマグロは西高東低、関東よりも関西で人気のあるマグロです。
鮮魚課佐藤社員曰く、京都祇園祭では鱧と肩を並べ欠かせないのがキハダマグロ。
マグロと言えば赤い身肉をイメージしますが、キハダマグロの身肉はピンク色。そしてマグロのなかで脂肪の少ない部類に入ります。
酸味が少なく、程よい甘みと旨み、あっさりしたモノを好む関西人にはピッタリでだそうです。
キハダマグロの旬は、夏。
幼魚のキメジですが、成魚にない味わいを発見できると思います。
是非、食べて下さい。