今日から6月。早朝から雷が鳴り響き、大粒の雨が勢いよく降っていて、本格的な梅雨のシーズンの到来を感じさせます。
梅雨と言ったら「梅雨イサキ」、鮮魚課小島社員のセリ場に福岡から山積みのイサキが入荷です。
どうですか凄いでしょ!
6入れ、7入れなどの1桁入数のモノと、12入れ、13入れなどの2桁入数のモノが入荷されています。
筆者より「大きいサイズと小さいサイズでは、どちらが値段が高いのか?」小島社員に聞いてみました。
小島社員からは、まず1桁入数と2桁入数のイサキはわざと分けて並べているそうです。
その理由はそれぞれのサイズでサカナの用途が違うからで、1桁入りの500~700gサイズは刺身用に主に使われ、2桁入りの300~350gサイズは焼き魚に使われるそうです。
浜値、市場での取引値は皆さんがお察しの通り、単純に高い安いと言えば、大きいモノが高く、小さいモノが安くなります。
しかし、サカナとして取引値が一番安いのは中ぐらいのサイズだそうです。
中ぐらいのサイズだと、中途半端で、用途が難しく、買い手が使いづらいためニーズが少ないそうです。
すると、お客は仕入れたサカナを買わない(当社としては売れない)⇒売れ残る⇒仕入れない⇒売れないので浜値が下がる。
生鮮品だから、需要と供給、市場の価格決定の流れを実感します。
お世辞抜きで、とても型の良いイサキばかり!
これからが本格的な旬に突入するイサキ、刺身でも焼き魚でも食べたいな。
追伸
平塚市漁協の日海丸より、イサキの子供「ウリボウ」が初入荷です。
寿司ネタにピッタリのサイズ、これまた美味そうです。