新年度のスタートなので、おめでたい水産物を探していたら、特種相対品課石川社員のセリ場にいました。
伊勢志摩直送の正真正銘の伊勢海老。
しかし、最近の水揚げ量は千葉県が1位で、三重県は2位に甘んじています。(因みに3位は和歌山県です。)
日本人は海老が好きですが、「エビ」はそもそも伊勢海老を指す言葉だったそうです。
古代から現代に至るまでの儀式や祝いの場を、演出してきた伊勢海老。
その味とともに、腰が曲がり、髭の長いその外見が不老長寿を表わすとされ、珍重されてきました。
筆者、伊勢海老に関してずっと疑問に思っていたことがあるんです。それは、養殖の伊勢海老はいなく、100%天然モノだと言うことです。
詳しく調べると、伊勢海老の養殖はしたいけど、出来ない。非常に難しいと言うのが真相のようです。
その理由は、幼生期が300日以上と飼育が困難で、稚エビになってから食べられる大きさに成長するまで3年もかかるそうです。
ですから伊勢海老の資源保護のため、厳しく禁漁時期が定められています。
本日入荷していた伊勢海老ですが、キロ10,000円に近い超高価なモノです。
貴重な天然資源である伊勢海老、これからは拝みながら食べないと罰が当たるかも(笑)。