台風接近の影響で気温が昨日から20℃を超えています。
今週の頭には、朝夕の気温が20℃を切ってきて、そろそろ折角の鍋シーズン到来かと思っていたのに・・・・・。
気温が下がるのと歩調を合わせるように、ある鍋商材がちらほら入荷してきました。
その鍋商材とはアンコウです。
鮟肝がまるで舌のようにだら~んとアピール。
アンコウの良し悪しを決めるのは「鮟肝」と言い切るくらい、なくてはならない重要な部位です。
そのため事前に腹の中を切って出荷してくるのは、アンコウとマグロくらいかもしれないですね。
アンコウの可食部は、7つ道具と言われている「鮟肝」「皮」「大身」「水袋」「鰓」「鰭」「ぬの(卵巣)」ですが、鮟肝以外は正直「味」しません。
だからどぶ汁も鮟肝と味噌でガッチリ味付けしてると思います。
今日はアンコウにしようと思っていたところ、加工練製品課工藤社員から珍しい商品が入荷したと声がかかり、早速塩干低温倉庫に足を向けました。
工藤社員から紹介されたのが、茨城県のヤマジュウイチ㈲斉藤商店の「あんこう肝酢(ともす)」でした。
茨城県内のスーパーではお馴染みの商品で、友酢和えと言って鮟肝・味噌・酢・砂糖の合わせたれで茹でたアンコウを各部位を食するものです。
㈲斉藤商店の「あんこう肝酢(ともす)」は、大身と皮とタレがついてワンセットです。
試食させて頂きましたが、あっさりした大人の味かな?
アンコウの身、皮が旨味が薄いので、タレがもっとパンチがあればいいのかな。
アンコウと言わなければ何の肉か分からないかも。
万人、特に子供受けを狙うのなら唐揚げの方がいいかな。