市場では良く見かけるこの魚、しかし意外と売ってる社員も食べた経験がないらしい。
勿論、私も食べた経験がない1人です。
その理由は、魚の重量はそこそこで、㎏単価も高め安定。
1尾を購入するのに、福沢諭吉を複数準備しなければいけません。
しかも1回に食べることが出来る量が制限されて、とても一人では消費出来ないからです。
でも美味しい、誰もが口を揃えて言うんです。
食べたい、食べたいと熱望している声を、仲卸横浜丸栄水産㈱細谷専務が拾ってくれました。
このブログを私的なことに使用して大変申し訳ございません。
その魚はこちらの画像、既に切り身で西京漬けに加工されています。
似たような外見ですが、鰆(サワラ)の西京漬けではありません。
さてこの切り身の正体は何?
正解はクロことアブラボウズ、しかも松輪漁協より出荷されたもの特別モノです。
細谷専務からは、西京味噌の取扱いについて注意がありました。
「水でも良いけど、出来れば日本酒を使って、しっかり洗い流して下さい。」と言うものでした。
酒は料理以外には使わない私にとっては何ら苦でもないですが、酒飲みには辛い使い方ですね(笑)。
西京漬けは焦げちゃ駄目、だからロースターを使って様子を見ながら焼きました。
黄金、鼈甲色に仕上がった身肉と、少し皮目が焦げた感じが最高にイイです。
当然、見た目だけじゃなく食べても美味しい。
全身が大トロなんて例えられますが、白身の歯応え・弾力ある身肉と、トロトロとした脂のコントラストが最高にイイです。
貧乏臭い話しになりますが、次はいつ食べることができるかな。
今回は、非常に良い経験をしました。
そして自分の好きな魚ランキングで、アブラボウズが急上昇したのは間違いありません。