なぜか鮮魚課のセリ場を歩いていて、今日は気になるサカナに何度も出会います。
その正体は、伊豆大島、神津島からやってきたアブラボウズです。
見た目はサカナサカナらしい外見と、グレーでマーブル模様、円らな瞳が可愛いです。
そして、何匹が顔を拝見しましたが、それぞれの表情が違い面白いです。
サカナの旬は、かつては漁獲量が多いことが基準でしたが、最近は生食(刺身)することが増えたことで脂がのった時期を言いますが、アブラボウズは元々脂ノリノリなので漁獲量が基準になるんでしょうかね。
一般的に旬は秋から春と言われていますが、捕獲量は少ないサカナです。
発泡ケースには、アブラボウズ、クロウオとクレヨンで記載されていますが、その他アブラコ、アブラボウ、クロなどと呼ばれています。
なぜ「アブラボウズ」という名称なのか?
漢字で書くと「油坊主」、「脂坊主」と非常に多くの脂を含んでいるからなのです。
カラダの約40%がトリグリセリドと呼ばれる脂質で、いわゆる中性脂肪です。
この脂質を分解できない人は脂を消化できず、お腹を壊して下痢になってしまいます。
筆者をはじめ、健康診断でコレステロール値や中性脂肪に要チェックがある人は、摂取を控えたほうがイイと思います。
しかしカラダに悪いモノは、なぜか美味しく、強く魅かれてしまいます。
脂がこってりとして甘みのある白身魚、よほど気をつけないとぺろって食べちゃうでしょうね。
汚いけど、下痢してもイイから食べてみたいです。