先週特種課のセリ場、でオホーツクサーモンのフィーレを発見した。
もしかしたら例の奴も入荷しているかも?
そんな淡い期待を持って特種相対品課を探してみると、ありました「マスコ」鱒の筋子です。
そう言えば、㈲兼音青木商店に新物のマスコの筋子醬油漬けがあったな。
秋鮭の入荷にはまだ早い。
親(鮭)が獲れなければ、当たり前のように子(筋子)はありません。
鮭の筋子が入荷する前に前哨戦、マスコの筋子でイクラ自家製醤油漬けでも作ろうかな。
鮭の筋子から何度もイクラ醤油漬を作っているので、簡単に作業は終わると思っていた。
しかしながらマスコは鮭よりも卵の膜が薄くて、割れ易かった。
40℃のお湯に食塩を加えたボウルに、マスコを入れて扱きながら膜からイクラを外します。
約3回くらい同じ作業を行い、ゴミや卵の殻を丁寧に取り除きます。
見ての通り、かなり割れた殻が残っています。
出来るだけキレイに取り除くことで、食べて美味しいイクラ醤油漬けは出来上がります。
イクラの洗いの仕上げは、70℃の塩水に3分間浸します。
なぜそんなことするの?
アニサキス食中毒防止のため、熱でアニサキスを殺すためです。
下準備はこれでお仕舞い。
醤油、味醂、酒、白出汁で作ったタレに、マスコを一晩漬け込めば完成です。
結構な量が出来ているはずが・・・・・、帰宅したらほとんど娘たちに食べられていました(苦笑)。
我が家の私は作る人、娘たち(妻も加えておきます。)は食べる人の構図は、死ぬまで変わりそうにないですね。
追伸
イクラの醤油付けで一番気をつけなけらばならない点は、アニサキス問題です。
今回は70℃のお湯に3分間浸しましたが、マイナス20℃で24時間以上と言う選択肢もあります。