なんとかパート7まで継続出来ました。
さて先週は、どんな珍客が市場にやってきたのでしょうか?
まず1番手はイシナギです。
市場ではあまり珍しくありませんが、一般的には認知度の低い魚で、漢字で書くと石投です。
正式名はオオクチイシナギ。
イシナギにはもう一種コクチイシナギという種類がいるそうですが、主にアメリカ・カルフォルニア周辺に棲息しているので、日本で獲れるイシナギはオオクチイシナギです。
日本各地に分布=獲れるのですが、特に北海道や千葉県、伊豆沖、紀伊半島沖などでは多く見られます。
神奈川県小田原市羽根尾遺跡ではイシナギの化石が発見されており、古くから食べらていることを知ることができます。
大型の個体は、身肉・皮などに油分が多く、食べ過ぎ注意のサカナです。
2番手はトラフグです。
フグと言えばほとんどの場合、活けの状態で出荷されてくるのが当たり前なのですが・・・・・・。
こんな状態で出荷されてきたのは、初めてみたので珍客としました。
トラフグはフグの中で最も高価です。
天然モノは非常に高級ですが、養殖が盛んに行われるようになり、関西方面のスーパーでは店頭に並ぶほど庶民的な食材になっています。
3番手はマダラです。
マダラも皆さん冬のお鍋食材としてお馴染みの魚ですが、この時期に出荷されるのは珍しいと思い画像に残しました。
しかし、北海道水産林務部水産局のHPを閲覧すると、マダラの漁期は10月から翌年5月頃までということなので少しズレたのかな?
それとも、海水温が低いのかな?余計な心配をしてしまいます。
そしてラストはオオカミウオです。
今までこれほど入荷していたでしょうか?
それにしても、魚の状態が来るたびに良くなっています。
遠目で見ると、サンショウウオのようです(笑)。