冬の定番、ナメタの煮付けは鉄板です。

ちょっと朝の寒さが厳しくなってきました。

セリ場内での温度は13℃、しかしセリ場の外は午前5時38分には8.7℃を記録しています。

寒い時はカラダが温まる鍋がおススメなんですが、実は市場の人に聞くと・・・・・。

結構な確率で、この魚の煮付けが食べたくなると答えてくれます。

その魚とは、ナメタガレイことババタガレイです。

休み前に㈲元初商店大菊社長に何がおススメと聞いて、イチオシだったのがナメタガレイです。

1尾丸のまま購入したものの、当然我が家だけでは食べ切れないので、社内で解体(=捌いて)して同僚におかずとして持たせました。

大菊社長は裏が黒っぽいものを勧めてくれましたが、社長本人も理由は分からないけどイイはずだと太鼓判。

確かに包丁を入れてみると、外見に反して身は透明で分厚く、オレンジ色の卵もたっぷり。

鮮度が良いナメタガレイの特徴、滑りが凄かった。

家に持ち帰ったのは画像の4切れ、下処理済みだけど塩で再度滑りを取り除きました。

煮付けは極々普通の味付けで、水、醤油、酒、味醂に砂糖を混ぜた汁にナメタガレイを入れて中火で煮るだけです。

と言っても、ナメタガレイの旨味を逃がさないために、表面にサッと火を通すと良いそうです。

濡らしたキッチンペーパーで落し蓋をし、7~8分中火で煮込みます。

その後落し蓋を外してから、煮汁を魚全体にかけながら1/3になるくらいまで煮詰めて出来上がりです。

煮汁の茶色と好対照な真っ白でふわっとした食感の身肉、そして脂がのってとろっとした皮がこれまた美味しい。

しかし美味しい美味しいと言って食べているのは私だけ。

残念ながら我が家では、ナメタに限らずどんな魚でも煮付けの人気度が低いようです。

何とか煮付けの地位向上のために、めげずに作り続けるぞ。