きっと走りの「初物」だと思います、岩手県より出荷されたムラサキウニ。
このころのムラサキウニは、まだ早熟なため身入りが少ないようです。
丁度、仲卸伊勢三の店先に殻を破った状態で販売されていましたので、中身をご確認下さい。
三陸沖で水揚される生ウニのほとんどが「ムラサキウニ」で、北海道などで水揚される「バフンウニ」と比べると身の色は白色に近い淡い黄色で、「白ウニ」などとも呼ばれることもあります。
三陸沿岸の天然生ウニの旬は、6月中旬~8月初旬まで。
6月頃から身入りも良く、味ものってくると言われています。
本格的なシーズン到来まで、しばらくお待ちください。
因みに「初物七十五日」といって、昔から初物は縁起が良く、食べると寿命が75日延びると言われています。
75日と言う数字には諸説理由があるようで、中国から伝わる五行思想・五行説に基づいた季節の区切りの考え方や、種蒔き、発芽して収穫までの日数がおよそ75日であることなどがあげられます。
「人のうわさも七十五日」と言われますが、うわさ話というものはそう長く続かないもの、ひとつの区切りとして75日という日数が使われているそうです。