今朝、業界紙日刊水産経済新聞に掲載されていた「よろず屋のつぶやき」を読んでいて、変に納得している自分がいます。
本当に「魚がいない」、そんな現実が目の前にあります。
10年前にこのブログを書くためにセリ場を歩くと、鮮魚課、特種課、特種相対品課のセリ場には鮮魚が溢れ返っていた。
平塚漁協からの追っ駈けも大量かつ多くの魚種が出荷され、誰が見ても興奮する光景だった。
しかし長期間続く黒潮の大蛇行、海水温の上昇、度々大きな被害をもたらす台風など、予想外な天災が影響して水揚げ量は激減している。
相模湾に魚はいるの?それともいないの?
正に宮原正典先生が言う通り、調べてみないと分からないし、調べる価値があると思います。
今日はどちらかと言えば、南国系の魚・カンパチを紹介します。
実は前段と何の脈絡がない訳ではなく、どうして?と思う場所からの大量出荷なのでピックアップしました。
じゃじゃーん、青森県からカンパチの幼魚・汐子の山、サバが入っていると勘違いしました。
先日北海道からもカンパチ・汐子が入荷していたから、それほど驚くべきことじゃないけど・・・・・。
連続して日本を直撃した台風の影響で、海水がかなりミックスさせられたかな。
先週よりも、明らかにセリ場に並ぶ鮮魚の量は増えて来ました。
モノがなければ荷受は売り上げを作れず、買う側も提供すべきモノがなければ同様な状況に陥ります。
天然魚はお天道様任せ、養殖魚も工場製品のように機械的に作れる品物ではない。
自分たちで販売する魚で責任を持って確保する。
それがどんな方法なのか私たち自身も暗中模索状態ですが、様々な選択肢のなかからベストチョイスを探らない駄目ですね。